ANAマイルを効率よく貯めるなら「カード選び」がすべてを決める
「せっかくクレジットカードを使うなら、ANAマイルをしっかり貯めて特典航空券で旅行したい」──そう考えている方は年々増えています。2026年現在、ANAマイルが貯まるクレジットカードは数十枚以上存在しますが、どのカードを選ぶかで年間に貯まるマイル数は数千〜数万マイルも変わってきます。
たとえば、年間200万円のカード決済をする方の場合、還元率1.0%のカードなら年間20,000マイル、還元率0.5%のカードならわずか10,000マイル。この差は、東京─沖縄の片道特典航空券(ローシーズン7,500マイル〜)に匹敵する大きな差です。
本記事では、クレジットカード比較のプロが2026年7月時点の最新情報をもとに、ANAマイルが貯まるおすすめクレジットカード5枚を徹底比較します。それぞれのカードの特徴・メリット・デメリットはもちろん、ライフスタイル別の選び方、マイルを最大化する裏ワザまで詳しく解説していきます。
・2026年最新のANAマイル系カードおすすめ5選と比較表
・年会費・還元率・特典を軸にした具体的な選び方
・初心者・出張族・家族旅行派などライフスタイル別の最適カード
・マイルを2倍速で貯める裏ワザと注意点
・特典航空券に必要なマイル数と賢い使い方
ANAマイルの基本的な仕組みをおさらい
まず、ANAマイルの基本的な貯め方を確認しておきましょう。ANAマイルを貯める方法は大きく分けて3つあります。
- フライトマイル:ANA便やスターアライアンス加盟航空会社に搭乗して貯める
- ショッピングマイル:クレジットカードの決済で貯める
- ポイント交換:提携ポイントサービスからの移行で貯める
この中で、最も安定的かつ大量にマイルを貯められるのが「ショッピングマイル」です。飛行機に乗る回数には限度がありますが、日常の買い物や光熱費、通信費などの支払いは毎月必ず発生するからです。つまり、日常の支払いに最適なANAマイル系カードを選ぶことが、マイルを効率よく貯める最大のカギとなります。
ANAカード選びで必ずチェックすべき5つのポイント
ANAマイルが貯まるカードを選ぶ際に、必ず比較すべきポイントは以下の5つです。
- マイル還元率:100円あたり何マイル貯まるか(最重要)
- 年会費:カード本体+マイル移行手数料の合計コスト
- ボーナスマイル:入会特典・継続特典・搭乗ボーナスの有無
- 付帯保険・特典:旅行傷害保険やラウンジサービスの充実度
- マイル有効期限:貯めたマイルの失効リスク
それでは、これらの基準を踏まえて、2026年おすすめのANAマイル系カード5選を見ていきましょう。
【2026年版】ANAマイルが貯まるおすすめクレジットカード5選
ここでは、2026年7月時点で特におすすめのANAマイル系クレジットカードを5枚厳選してご紹介します。初心者から上級者まで、さまざまなニーズに対応できるラインナップを選びました。
①ANA VISA/マスター 一般カード──初心者の定番・低コストで始められる
ANAマイルを貯め始めるなら、最初の一枚として最も選ばれているのがこのカードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料・マイ・ペイすリボ登録+年1回利用で1,127円に割引 |
| マイル還元率 | 0.5%(10マイルコース加入で1.0%) |
| 10マイルコース移行手数料 | 6,600円(税込)/年 |
| 入会・継続マイル | 1,000マイル |
| 搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイルの+10% |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高1,000万円(自動付帯) |
おすすめポイント:年会費が実質1,127円まで抑えられるため、ANAマイルを貯め始めたばかりの方に最適です。10マイルコースに加入すれば還元率1.0%になりますが、移行手数料が年6,600円かかるため、年間決済額が66万円以上の方は10マイルコース、それ以下なら5マイルコース(手数料無料・還元率0.5%)がお得です。
毎年もらえる継続マイル1,000マイルも見逃せません。年会費の元を取る意味でも非常にコストパフォーマンスの高い一枚です。
②ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード──コスパ最強のゴールド
ANAマイラーの間で「最もバランスが良い」と評判なのが、このワイドゴールドカードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 15,400円(税込)※WEB明細+マイ・ペイすリボで10,450円に割引 |
| マイル還元率 | 1.0%(10マイルコース移行手数料無料) |
| 入会・継続マイル | 2,000マイル |
| 搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイルの+25% |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高5,000万円、国内:最高5,000万円 |
| 空港ラウンジ | 国内主要空港+ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
おすすめポイント:10マイルコースの移行手数料が無料のため、実質の年間コストは10,450円(割引適用時)。一般カード+10マイルコースの合計が約7,700円であることを考えると、差額約2,750円で「搭乗ボーナス+25%」「空港ラウンジ」「充実した保険」が付く計算になり、非常にお得です。
年間200万円の決済で20,000マイル+継続ボーナス2,000マイル=22,000マイル。これだけで東京─沖縄の往復特典航空券(レギュラーシーズン18,000マイル)を毎年獲得できます。
・10マイルコース手数料が無料(一般カードは年6,600円必要)
・搭乗ボーナスが一般カード(+10%)の2.5倍(+25%)
・継続マイルが一般カード(1,000マイル)の2倍(2,000マイル)
・年会費割引を使えば実質10,450円で上記すべてが手に入る
③ANAアメリカン・エキスプレス・カード──ポイント無期限の安心感
マイルの有効期限を気にせず、じっくり貯めたい方に最適なのがANAアメックスカードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 7,700円(税込) |
| マイル還元率 | 1.0%(ポイント移行コース登録時・手数料6,600円/年) |
| ポイント有効期限 | ポイント移行コース登録中は無期限 |
| 入会・継続マイル | 1,000マイル |
| 搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイルの+10% |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高3,000万円 |
おすすめポイント:最大の特徴はポイント移行コースに登録している間、ポイントの有効期限が無期限になること。通常のANAマイルは有効期限が36カ月ですが、ANAアメックスなら好きなタイミングでまとめてマイルに交換できるため、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券に必要な大量マイルもじっくり貯められます。
ただし、年会費7,700円+ポイント移行コース6,600円=合計14,300円と、コストはやや高め。年間決済額が少ない方には割高に感じる可能性があります。
④ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード──最上級の旅体験
ANAマイルを貯めながら、空港ラウンジや旅行保険など最上級の付帯サービスを求める方におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 34,100円(税込) |
| マイル還元率 | 1.0%(ポイント移行コース無料)、ANA航空券購入時は1.5% |
| ポイント有効期限 | 無期限 |
| 入会・継続マイル | 2,000マイル |
| 搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイルの+25% |
| 旅行傷害保険 | 海外:最高1億円、国内:最高5,000万円 |
| 空港ラウンジ | 国内主要空港+海外空港ラウンジ(プライオリティ・パス) |
おすすめポイント:年会費34,100円は高額ですが、ポイント移行コースが無料(通常6,600円)、ポイント無期限、ANA航空券購入時の還元率1.5%、プライオリティ・パスによる海外空港ラウンジ利用など、特典の充実度は群を抜いています。
特にANA航空券を年間で多く購入する方は、還元率1.5%の恩恵が大きくなります。年間50万円分のANA航空券を購入すれば、それだけで7,500マイル。さらに搭乗ボーナス+25%も加わるため、出張や旅行が多い方にはこれ以上ないカードです。
長距離フライトの機会が多い方は、ノイズキャンセリングヘッドホンを用意しておくと、マイルで獲得した特典航空券でのフライトがさらに快適になります。エンジン音を大幅にカットしてくれるため、映画鑑賞はもちろん機内での睡眠の質も格段にアップしますよ。
⑤ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)──通勤でマイルが貯まる
首都圏在住の方に圧倒的に支持されているのが、通称「ソラチカカード」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料 |
| マイル還元率 | 0.5%(10マイルコース加入で1.0%・手数料5,500円/年) |
| メトロポイント | 東京メトロ乗車でメトロポイントが貯まり、ANAマイルに交換可能 |
| 入会・継続マイル | 1,000マイル |
| 搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイルの+10% |
| PASMO機能 | 一体型で定期券搭載可能 |
おすすめポイント:最大の特徴は東京メトロの乗車でメトロポイントが貯まり、それをANAマイルに交換できること。メトロポイント100ポイント=90マイルという高レートで移行できるため、毎日の通勤が実質的にマイルを生み出してくれます。
また、各種ポイントサイトからメトロポイント経由でANAマイルに移行する「ソラチカルート」は、陸マイラーの間で長年愛用されてきた定番の交換ルートです。ポイントサイト活用と組み合わせることで、飛行機に乗らなくても年間数万マイルを貯めることが可能になります。
メトロポイントからANAマイルへの移行は月間20,000ポイント(18,000マイル相当)が上限です。大量のポイントを一度に移行したい場合は、計画的にスケジュールを組む必要があります。また、JCBブランドのため海外での利用可能店舗がVISA/Mastercardに比べて限られる場合があります。
5枚のカードを徹底比較──あなたに最適な1枚はどれ?
ここまで紹介した5枚のカードを、主要項目で一覧比較してみましょう。
| カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 | 実質年間コスト | 継続マイル | 搭乗ボーナス | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ANA一般カード | 2,200円〜 | 0.5〜1.0% | 1,127〜8,827円 | 1,000マイル | +10% | 初心者・学生 |
| ANAワイドゴールド | 15,400円 | 1.0% | 10,450円 | 2,000マイル | +25% | コスパ重視の中級者 |
| ANAアメックス | 7,700円 | 1.0% | 14,300円 | 1,000マイル | +10% | じっくり貯めたい人 |
| ANAアメックスゴールド | 34,100円 | 1.0〜1.5% | 34,100円 | 2,000マイル | +25% | 出張族・高額決済者 |
| ソラチカカード | 2,200円 | 0.5〜1.0% | 2,200〜7,700円 | 1,000マイル | +10% | 首都圏通勤者 |
年間決済額別シミュレーション──どのカードが一番お得?
実際にどのカードが最もマイルを貯められるのか、年間決済額別にシミュレーションしてみましょう(10マイルコース利用時、還元率1.0%で計算)。
■ 年間決済額100万円の場合
- ANA一般カード:10,000マイル+1,000マイル(継続)=11,000マイル(実質コスト8,827円)
- ANAワイドゴールド:10,000マイル+2,000マイル(継続)=12,000マイル(実質コスト10,450円)
- ANAアメックス:10,000マイル+1,000マイル(継続)=11,000マイル(実質コスト14,300円)
年間決済額100万円なら、ワイドゴールドが1,000マイル多く獲得でき、コスト差も約1,600円程度。空港ラウンジや保険も考慮するとワイドゴールドが優勢です。
■ 年間決済額300万円の場合
- ANA一般カード:30,000マイル+1,000マイル=31,000マイル(実質コスト8,827円)
- ANAワイドゴールド:30,000マイル+2,000マイル=32,000マイル(実質コスト10,450円)
- ANAアメックスゴールド:30,000マイル+2,000マイル=32,000マイル(実質コスト34,100円)
決済額が大きくなるほど、カード間のマイル差は小さくなります。しかし、ANAアメックスゴールドはANA航空券購入分が1.5%還元のため、航空券購入が多い方は逆転する可能性があります。
年間決済額が100万円以上ある方には、コストパフォーマンス・マイル還元率・付帯特典のバランスが最も優れたANA VISAワイドゴールドカードが最もおすすめです。10マイルコース手数料が無料で実質還元率1.0%、年会費も割引で10,450円に抑えられます。
ライフスタイル別おすすめカード診断
自分にぴったりのカードがまだ分からないという方は、以下のライフスタイル別診断を参考にしてください。
🔰 ANAマイル初心者・年会費を抑えたい方
→ ANA VISA/マスター一般カードがベスト。年会費実質1,127円から始められ、リスクが小さい。
💼 出張で頻繁に飛行機に乗る方
→ ANAアメックスゴールドが最適。搭乗ボーナス+25%、ANA航空券1.5%還元、プライオリティ・パスで海外ラウンジも無料。
🚃 首都圏で東京メトロを使って通勤している方
→ ソラチカカード一択。通勤するだけでメトロポイントが貯まり、高レートでマイルに交換可能。
✈️ ビジネスクラスの特典航空券を目指したい方
→ ANAアメックスカードまたはゴールド。ポイント無期限のため、60,000〜90,000マイル級の大量マイルをじっくり貯められる。
⚖️ コスパと特典のバランスを重視する方
→ ANAワイドゴールドが鉄板。年会費・マイル還元率・特典のすべてが高水準でまとまっている。
ANAマイルを2倍速で貯める5つの裏ワザ
カードを選んだら、次はマイルを効率的に貯めるテクニックを身につけましょう。以下の5つの方法を組み合わせれば、通常の2倍以上のスピードでマイルを貯めることが可能です。
裏ワザ①:固定費をすべてANAカード決済に集約する
家賃・光熱費・通信費・保険料・サブスクリプションなど、毎月の固定費をすべてANAカードで支払うだけで、年間数千〜数万マイルが自動的に貯まります。
具体例(1人暮らしの月間固定費):
- 家賃:80,000円
- 電気・ガス・水道:15,000円
- スマホ・通信費:8,000円
- 保険料:5,000円
- サブスク(Netflix・Spotifyなど):3,000円
- 合計:111,000円/月 × 12 = 1,332,000円/年
還元率1.0%なら、固定費だけで年間13,320マイルが貯まります。これに日常のショッピングや外食費を加えれば、年間20,000マイル超えも十分現実的です。
裏ワザ②:ANAカードマイルプラス加盟店を活用する
セブン-イレブン、スターバックス、マツモトキヨシ、ENEOSなど、ANAカードマイルプラス加盟店では通常のカードポイントに加えて、100円または200円につき1マイルが別途加算されます。
つまり、還元率1.0%のカードでANAカードマイルプラス加盟店(100円=1マイル)を利用すると、実質還元率2.0%に。毎日のコンビニ利用やガソリン給油だけでも、積み重ねると大きなマイルになります。
裏ワザ③:ANA Payとの組み合わせで還元率アップ
2026年現在、ANA Payへのチャージでもマイルが貯まるため、ANAカード → ANA Pay → 決済というルートで二重取りが可能です。キャンペーン期間中はさらにボーナスマイルが付与されることもあるため、ANA公式アプリのキャンペーン情報は定期的にチェックしましょう。
裏ワザ④:ポイントサイト経由の新規入会で大量マイルを獲得
ANAカードの新規申込みは、ポイントサイト経由で行うと数千〜1万ポイント以上の追加ポイントがもらえることがあります。これをANAマイルに交換すれば、カード入会だけで数千マイルのボーナスを得られます。
さらに、ANA公式の入会キャンペーンとの併用も可能な場合が多いため、「ポイントサイト経由 + 公式キャンペーン」の二重取りを狙いましょう。
ポイントサイトを経由する際は、必ずCookieの設定を確認し、他サイトを経由せずに直接申込みページに進んでください。途中で別サイトを閲覧すると、ポイントサイトの成果が無効になるケースがあります。また、ポイント付与には通常1〜3カ月かかるため、すぐにマイルに交換できない点にもご注意ください。
裏ワザ⑤:家族カード・家族マイルの活用
ANAカードの家族カードを発行すれば、家族の決済分もすべて本会員のマイルとして合算できます。さらに、「ANAカードファミリーマイル」に登録すると、家族全員のマイルを合算して特典航空券に交換可能です。
夫婦2人でそれぞれ年間150万円ずつ決済すれば、合計300万円 × 1.0% = 30,000マイル。家族旅行の特典航空券を効率よく獲得できます。
特典航空券に必要なマイル数と賢い使い方
マイルを貯める最大のモチベーションは、やはり特典航空券でしょう。ここでは、ANA特典航空券に必要なマイル数と、マイルの価値を最大化するコツをご紹介します。
ANA国内線特典航空券の必要マイル数(2026年)
| 区間 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
|---|---|---|---|
| 東京 ⇔ 大阪 | 6,000マイル | 7,500マイル | 9,000マイル |
| 東京 ⇔ 沖縄 | 7,500マイル | 9,000マイル | 10,500マイル |
| 東京 ⇔ 札幌 | 6,000マイル | 7,500マイル | 9,000マイル |
| 東京 ⇔ 福岡 | 6,000マイル | 7,500マイル | 9,000マイル |
※上記は片道の必要マイル数です。往復はこの2倍が必要になります。
ANA国際線特典航空券の必要マイル数(エコノミー・往復)
| 路線 | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
|---|---|---|---|
| 東京 ⇔ ソウル | 15,000マイル | 18,000マイル | 21,000マイル |
| 東京 ⇔ ホノルル | 35,000マイル | 40,000マイル | 43,000マイル |
| 東京 ⇔ バンコク | 30,000マイル | 35,000マイル | 38,000マイル |
| 東京 ⇔ パリ | 45,000マイル | 50,000マイル | 55,000マイル |
| 東京 ⇔ ニューヨーク | 40,000マイル | 50,000マイル | 55,000マイル |
※必要マイル数は路線・時期により変動する場合があります。最新情報はANA公式サイトでご確認ください。
マイルの価値を最大化する3つのコツ
コツ①:ローシーズンを狙う
同じ路線でもシーズンによって必要マイル数が大きく変わります。たとえば東京─ホノルルのエコノミー往復は、ハイシーズン43,000マイルに対してローシーズンは35,000マイル。8,000マイルの差は、カード決済80万円分に相当します。旅行時期を柔軟に調整できる方は、積極的にローシーズンを活用しましょう。
コツ②:国際線ビジネスクラスでマイルの価値を最大化する
マイルの「1マイルあたりの価値」は、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券で使うときに最大になります。東京─パリのビジネスクラス往復は通常40万円以上しますが、特典航空券なら68,000〜83,000マイルで獲得可能。この場合、1マイルあたり約5〜6円の価値になり、エコノミークラス(1マイル≒2〜3円)の約2倍です。
コツ③:マイルの有効期限を管理する
ANAマイルの有効期限は「獲得月から36カ月後の月末」です。せっかく貯めたマイルを失効させないよう、ANA公式アプリやWebサイトで定期的に有効期限をチェックしましょう。失効が近いマイルは、ANA SKYコインに交換して航空券購入に充てることもできます。
特典航空券を獲得したら、旅行の準備も早めに始めましょう。特に海外旅行では、海外旅行用変換プラグは必需品です。全世界対応のUSB付きタイプを1つ持っておけば、どの国に行っても安心。マイルで行くお得な旅行をさらに快適にしてくれます。
陸マイラーのためのANAマイル攻略術
飛行機にほとんど乗らないのにマイルを大量に貯める人たちのことを「陸マイラー」と呼びます。ここでは、陸マイラーがANAマイルを効率よく貯めるための具体的な方法を解説します。
ポイントサイト活用の基本戦略
陸マイラーのマイル獲得の核となるのがポイントサイトです。ポイントサイトでは、クレジットカード発行・通販サイトでの買い物・アンケート回答・口座開設など、さまざまな案件をこなすことでポイントが貯まります。
獲得したポイントは、各種ポイント経由でANAマイルに交換できます。2026年現在の主要な交換ルートは以下の通りです。
- JQみずほルート:各種ポイント → JRキューポ → 永久不滅ポイント → ANAマイル(交換率約70%)
- nimocaルート:各種ポイント → nimocaポイント → ANAマイル(交換率70%)
- TOKYUルート:各種ポイント → TOKYUポイント → ANAマイル(交換率75%)
これらのルートを活用すれば、ポイントサイトで獲得した10,000ポイントを7,000〜7,500マイルに変えることができます。
日常の買い物でポイント二重取り・三重取りする方法
日常の買い物でマイルを最大化するには、ポイントの多重取りを意識しましょう。
例:楽天市場での買い物
- ポイントサイト経由で楽天市場にアクセス(ポイントサイトのポイント獲得)
- ANAカードで決済(カードポイント=マイル獲得)
- 楽天ポイントを獲得(楽天ポイント → ANAマイルに交換可能)
このように、1回の買い物で3つのポイントを同時に獲得できます。手間は最初の設定だけで、慣れれば数秒の追加作業でマイルを大幅に増やせます。
年間で貯められるマイルの現実的な目標値
陸マイラーが現実的に目指せる年間マイル獲得数の目安は以下の通りです。
- 初心者(カード決済のみ):年間10,000〜20,000マイル
- 中級者(カード+ポイントサイト活用):年間30,000〜50,000マイル
- 上級者(全テクニック活用):年間50,000〜100,000マイル以上
中級者レベルでも、年間30,000マイルあれば東京─ソウルの往復特典航空券や、東京─沖縄の往復特典航空券を年に2回獲得できます。コツコツ続けることで、毎年の旅行を無料で楽しむことが現実的に可能なのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ANAマイルの有効期限はどのくらいですか?
A. ANAマイルの有効期限は、獲得月から36カ月後の月末です。たとえば2026年7月に獲得したマイルは、2029年7月末に失効します。ただし、ANAアメックスカードで貯めたポイントは移行コース登録中は無期限のため、マイルに交換するタイミングを自分で調整できます。有効期限が近づいたマイルは、ANA SKYコインに1マイル=1.2〜1.7コインで交換して航空券購入に使うという方法もあります。
Q2. ANA一般カードとワイドゴールドカード、年間いくら使えばゴールドの方がお得ですか?
A. 年間約66万円以上の決済であればワイドゴールドの方がお得になります。一般カード(年会費1,127円+10マイルコース6,600円=7,727円、継続マイル1,000)とワイドゴールド(年会費10,450円、継続マイル2,000)を比較すると、年会費差は約2,723円で継続マイル差が1,000マイル。これに空港ラウンジ利用・搭乗ボーナス+25%・充実した保険を加味すると、年間66万円以上の決済がある方はワイドゴールドが圧倒的にお得です。
Q3. ANAカードは2枚以上持つメリットはありますか?
A. はい、組み合わせによって大きなメリットがあります。たとえば、メインカードとして「ANAワイドゴールド(VISA)」を持ち、サブカードとして「ソラチカカード(JCB)」を持つのは定番の組み合わせです。ワイドゴールドでショッピングマイルを最大化し、ソラチカカードでメトロポイント経由のマイル移行ルートを確保。2枚合わせることで、マイルの獲得効率が飛躍的に向上します。ただし、ANAカードの継続マイルは各カードごとに付与されるため、2枚持ちなら合計3,000マイル(1,000+2,000)の継続マイルを毎年獲得できます。
Q4. 学生でもANAマイルが貯まるカードは作れますか?
A. はい、「ANAカード(学生用)」が用意されています。ANAカード<学生用>は在学中年会費無料で、卒業後は自動的にANA一般カードに切り替わります。学生のうちからマイルを貯め始めることで、卒業旅行を特典航空券で行くことも可能です。さらに、学生カードは卒業時に2,000マイルのボーナスがもらえる特典もあり、若いうちから陸マイラー活動を始めるのに最適な一枚です。
Q5. ANAマイルとJALマイル、どちらを貯めるべきですか?
A. 利用する空港や路線によって異なりますが、国際線のネットワークではANAが有利な場合が多いです。ANAは世界最大の航空連合「スターアライアンス」に加盟しており、26カ国・地域の航空会社のフライトでもマイルを貯めたり特典航空券を利用したりできます。また、ANAマイルはカード決済で効率よく貯めやすいルートが多く整備されており、陸マイラーにとっての貯めやすさでもANAに軍配が上がります。ただし、国内線の路線網や出発空港によってはJALの方が便利な場合もあるため、自分がよく使う路線を基準に選ぶのが最善です。
Q6. マイルが貯まるクレジットカードの審査は厳しいですか?
A. ANA一般カードやソラチカカードの審査難易度は標準的で、安定した収入のある方であれば問題なく発行できるケースがほとんどです。ゴールドカードやアメックスカードはやや審査基準が上がりますが、正社員として1年以上勤務している方であれば十分に審査通過の可能性があります。学生カードは18歳以上の学生(高校生を除く)であれば申込み可能です。
Q7. ANAマイルは航空券以外にも使えますか?
A. はい、ANAマイルにはさまざまな使い道があります。ANA SKYコインに交換して航空券代金の支払いに使ったり、ANAセレクション(商品交換)でグルメや家電と交換したり、提携パートナーのポイントに移行したりすることが可能です。ただし、1マイルあたりの価値が最も高くなるのは特典航空券(特に国際線ビジネスクラス以上)ですので、できるだけ特典航空券に使うことをおすすめします。
ANAマイル系カード選びで失敗しないための注意点
最後に、ANAマイル系カードを選ぶ際によくある失敗パターンと、それを避けるための注意点をまとめます。
注意点①:年会費の「見えないコスト」を見落とさない
ANAカードの年会費を比較する際、カード本体の年会費だけでなく、マイル移行手数料を含めた「実質年間コスト」で判断することが重要です。
たとえば、ANA一般カードは年会費2,200円と安く見えますが、10マイルコース(還元率1.0%)の移行手数料6,600円を加えると合計8,800円。一方、ANAワイドゴールドは年会費15,400円ですが、10マイルコース手数料は無料で、割引適用後は10,450円。その差はわずか1,650円で、ゴールドの方が圧倒的に特典が充実しています。
ANA一般カードの5マイルコース(手数料無料)は還元率0.5%にとどまります。「年会費が安いから」と5マイルコースのまま使い続けると、10マイルコースとの差が年間決済額に応じて大きくなります。年間100万円の決済で5,000マイルの差(5マイルコース:5,000マイル vs 10マイルコース:10,000マイル)。この5,000マイルは東京─大阪の片道特典航空券相当です。必ず自分の年間決済額をもとに最適なコースを選びましょう。
注意点②:マイルの有効期限切れを防ぐ
ANAマイルの有効期限は36カ月です。少額ずつ貯まるマイルは、気づかないうちに一部が失効していることがあります。
対策としては以下の方法が有効です。
- ANA公式アプリで有効期限を定期的にチェックする
- 失効が近いマイルは、少額でも特典航空券(片道6,000マイル〜)やANA SKYコインに早めに交換する
- 有効期限を気にしたくない方は、ポイント無期限のANAアメックスカードを選ぶ
注意点③:特典航空券の予約は早めに
ANAの特典航空券は搭乗日の355日前(国際線)、2カ月前(国内線)から予約可能です。人気路線やゴールデンウィーク・年末年始などの繁忙期は、予約開始と同時にすぐ埋まってしまうことも珍しくありません。
マイルが貯まったら、旅行の計画は早めに立てて、予約開始日に合わせて即座に予約することが大切です。特にハワイ・ヨーロッパ路線のビジネスクラスは激戦区です。
注意点④:カードの切り替え・解約のタイミング
ANAカードの継続マイルは、カード更新月に付与されます。もしカードの切り替え(一般→ゴールドなど)や解約を考えている場合は、継続マイルを受け取ってから手続きするのがベストです。更新月の前に解約してしまうと、その年の継続マイルがもらえなくなる可能性があります。
まとめ:ANAマイルが貯まるクレジットカード選びの重要ポイント
最後に、この記事の重要ポイントをまとめます。
- ✅ 迷ったらANA VISAワイドゴールドカードがコスパ最強。年会費割引で10,450円、還元率1.0%、移行手数料無料
- ✅ 初心者はANA一般カードから始めて、決済額が増えたらゴールドにアップグレード
- ✅ 首都圏の東京メトロユーザーはソラチカカードが必須。通勤でマイルが貯まる
- ✅ マイルの有効期限が心配ならANAアメックス。ポイント無期限で大量マイルを目指せる
- ✅ 出張族・高額決済者はANAアメックスゴールド。ANA航空券1.5%還元+プライオリティ・パス
- ✅ 固定費のカード集約+ANAカードマイルプラス加盟店+ポイントサイト活用でマイルを2倍速で貯める
- ✅ 特典航空券はローシーズン×国際線ビジネスクラスで1マイルの価値を最大化
- ✅ 年会費は「カード本体+マイル移行手数料」の実質年間コストで比較する
ANAカードは定期的に入会キャンペーンを実施しており、2026年もお得な入会特典が用意されています。カードを作るだけで数千マイルがもらえるキャンペーンは期間限定のため、検討中の方は早めの申込みがおすすめです。毎日の支払いをANAカードに変えるだけで、来年の旅行が「マイルで無料」になるかもしれません。
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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。年会費・還元率・特典内容は変更される場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
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